
待ちに待ったゴールデンウィークがやってきた。
休み中の当番などは仕事が好きな人々に押し付けて、2025年の大型連休は新潟県の弥彦村へ行くことにした。
村と言っても彌彦神社を訪れる観光客も多いし、新潟市と隣接しているのでいわゆる田舎の雰囲気ではないようだ。
5月はこの周辺の水田にちょうど水が張られている頃なので、弥彦山からの眺めもきっと幻想的に違いない。
そう思いながら関越道を北上し、一路弥彦村へと向かったのだった。


越後国の名神大社 彌彦神社
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一の鳥居
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随神門
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御本殿は明治末の焼失後大正時代に再建されたもの
弥彦村に到着し、まずは彌彦神社へのご挨拶を済ませることに。
彌彦神社はおやひこさまと親しまれ、かの万葉集にも詠まれた名社中の名社である。
一般的な神社の参拝とは異なり「二礼四拍手一礼」と出雲大社と同様の敬意をもって参拝するようだ。
ゴールデンウィークとはいえ平日の早朝とあって人もまばら、おかげで気持ちの良い参拝をすることができた。
日本最古の回転昇降式展望塔 弥彦山パノラマタワー
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彌彦神社の裏からケーブルカーで山頂まで行くことができる
今回の旅の目的のひとつは「日本最古の回転昇降式展望塔」である弥彦山パノラマタワーに乗ること。
弥彦山パノラマタワーに乗るためにケーブルカーで山頂に向かう。
山麓駅から山頂駅までの景色は見事なもので、彌彦神社と隣接する競輪場はもちろん、越後平野を大きく見渡すことができた。
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昭和レトロな雰囲気の漂うパノラマタワーとクライミングカー
山頂駅に到着すると日本海の展望とともに、なんともレトロな雰囲気のパノラマタワーがそびえ立っていた。
弥彦山パノラマタワーが開業したのは1970年、なんと私よりも年上のタワーが現役で働き続けてるとは。
パノラマタワー乗り場に降りるためにクライミングカーのチケットも購入、回り道で歩いて降りれるが旅行でそんな節約は無粋なのである。
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地上約600mの高さから見る越後平野
回転しながら地上約600mの高さまで登るので見晴らしは素晴らしい。
眼下に広がる越後平野、反対側は佐渡ヶ島と、パノラマタワーという名に相応しい眺望だった。

やまぼうしの日本海わっぱ飯
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やまぼうしの日本海わっぱ飯
昼は弥彦駅よりほど近い「やまぼうし」へ。
ここではわっぱ飯が名物とのことで、一度出来立て熱々のものを食べてみたかったのだ。
蟹か鮭か迷ってしまったので、それならばと全部のせの「日本海わっぱ飯」を注文することにした。
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素材の旨味が詰まった最高の一品だった
パンパンに膨らんだ身の牡蠣、敷き詰められた蟹の身、所狭しと並べられた鮭やのどぐろ。
まさに日本海を名乗るに相応しい豪華さである。
余計な味付けのない素材の持つ美味しさを堪能できる一品で、日本海のみ付いてくるデザートも美味しくて満足だった。
新潟の美しさを堪能した旅程
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ちょうど田植えの時期で夕刻まで忙しそうだった
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弥彦山から見る新潟の田園風景
ちょうど水が張られたばかりの越後平野の風景、朝日や夕日の時間は非常に美しい景色が楽しめた。
日の出の時は毎朝弥彦山へ通っていたが、朝日に染まる田園風景は本当に美しいの一言だった。
とは言え自分の思うような空模様ではなかったので、ここはまたいつか来たいものだ。


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最近話題の鉄道撮影スポット
雨の合間の数日間の旅程で訪れた弥彦村と新潟市周辺は、ちょうど水田に水を張った時期なのもあって写真を楽しむことができた。
新潟は食べるものも美味しくて酒もうまい、何より関東圏よりのアクセスも良いので最近はよく訪れている県だ。
弥彦山から見る新潟の田園風景は非常に美しく、私の中でまた改めて写真を取りに来たい場所となった。
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