4月の上旬に新潟県の三条まで車をメンテナンスに持っていくことになった。
久々の新潟である、せっかくなので車を預けたらそのまま新潟市まで足を伸ばすことにした。
今年は気温の上がり方がとても早く、各地で予定よりも早目に桜が咲き始めているとの話だ。
本来であればまだ桜も蕾の時期。
しかし予想外の気候のお陰で、新潟の春を楽しむことが出来そうだ。
新潟駅周辺で桜を求めて散策
信濃川やすらぎ堤沿いの桜並木
三条で車を預けて宿泊先の新潟駅まで電車で移動する。
代車の申し出をもらったのだが、日本酒を飲みたかったのであえて辞退したのだ。
おかげで新潟駅につくやいなや、ほんしゅ館でたくさんの新潟の日本酒を楽しむことが出来たのだった。
女池エリアは自然と都市がバランス良く共存していた
桜の開花は、街の中の木はほぼ満開に近く、吹きさらしの場所は五分咲き程度という感じだった。
万代橋から信濃川沿いを歩き、鳥屋野潟の女池エリアまでやってきた。
新潟は都心部でもかなり桜が多く、久々のウォーキングで疲れつつも眼福な散策となったのだった。
福島潟の菜の花畑
ビュー福島潟からの眺め
豊栄駅からほど近い場所にある福島潟は、新潟市内にある潟の中でも最大の潟である。
整備された菜の花畑が有名で、春の時期に見られる雪をかぶった山々との風景がとても美しい。
一面に広がる菜の花畑で有名な福島潟
菜の花はほぼ満開、あと一週間ほど先の4月中旬になれば更に見事な風景になりそうだった。
この日はヒバリがよく見られ、夢中で虫をついばむ子などは案外人を怖がらずにいてくれた。
気持ちの良い福島潟の散策路
福島潟の散策路を歩くのは大変に気持ちが良く、私の地元の方には無い環境を十二分に楽しむことが出来た。
ここは天然記念物のオオヒシクイの日本一の越冬地でもあり、様々な野鳥が訪れる鳥の楽園でもある。
福島潟の入り口にある「ビュー福島潟」には福島潟について力の入った展示物が数多く展示され、あまりの見応えに休憩そっちのけで見入ってしまったほどだった。
天気の良いこの日は家族連れが多く見られた
本来であれば福島潟の菜の花はもう少し先の開花だと思うが、今年の春の訪れが早まったおかけでGWに楽しむことが出来た。
今回は公共交通機関での移動のため鳥屋野潟と福島潟だけの訪問となったが、潟について興味が湧いてきたので機会があれば潟巡りや、冬季の瓢湖などにも訪れてみたいものだ。
せかい鮨ののどぐろ炙り丼
せかい鮨が発祥ののどぐろ炙り丼
のどぐろ炙り丼は新潟駅から少し離れた場所に店を構える「せかい鮨」が発祥の丼である。
新潟に来たらぜひ食べてみたかったので、一人で申し訳ないと思いつつも事前に予約をして伺った。
一人なので予約は大げさかと思っていたが、伺ってみると「本日は予約のみ」の看板が。
少人数でも親切に対応していただけるので、たとえ一人でも予約はしていったほうが良さそうだ。
炙った白身は舌の上で溶け非常に美味
炙られたのどぐろの身は舌の上で溶けるほど柔らかく、これほど美味な丼があるのかとたいへん驚いたのだった。
お店の方の対応も気持ちがよく、次に新潟駅に来るときも必ず訪れたい名店である。
沢山の野鳥が見れるのも福島潟の魅力のひとつ
今回は車の整備ついでの僅かな時間、一泊二日で新潟市内観光を楽しんできた。
公共交通機関と徒歩での移動だったので範囲は限られたものの、桜に菜の花と時期的も恵まれた良い旅行になったと思う。
新潟は昨年の高田城址公園以来の訪問であるが、観光も豊富で食べ物も美味しく関東圏からも行きやすい良い場所と感じた。
まだ予定が未定のゴールデンウィークに再び新潟を訪れてみるのも良いかもしれない。
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