花咲くいろはの舞台 緒花の歩いた湯乃鷺駅と、福助の富山湾鮨

 

アニメ『花咲くいろは』に湯乃鷺駅として登場した、のと鉄道七尾線の西岸駅に行ってきました。

僕が忠誠を誓う声優ユニット「スフィア」が充電期間として1年の活動休止を宣言、現在は全国ツアーの真っ最中となっています。
活動休止になるとしばらくライブにも行けないということで、今回のツアーは出来るだけ応募して応援しよう!と手当たり次第に応募したらほとんど当たってしまうという自体が発生。
そんな訳で今年はなかなか充実した声豚ライフを送ることになってしまいました。
今回行った富山は前にも来たことがあって、是非リピートしたい場所だったのだけれども、前回同様に天気は荒れ模様・・・
ツアー行軍の時はあまり写真も撮らないし記事にもしないのですが、今回は舞台探訪的な場所にも寄れたので、簡単ですが書き残しておきます。

 

 

 

 

曇天の富山空港に到着

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今年一番の大きな台風が接近する中、神通川に沿っての特徴あるアプローチで華麗に富山空港へ着陸。
2年前に富山を訪れた時を思い出せる曇天で気分もダークネス、しかも台風の影響で帰りの飛行機にも不安を抱えての北陸入りです。

 

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世界で一番美しいスターバックスと言われている環水公園のスタバで一休み。
晴れていればその通り本当に美しい場所なのですけども、この日は生憎の曇りでその美しさの真髄を知ることは出来ませんでした。
この後は富山駅前のオーバードホールで開催されたスフィアライブに参加して最高の時間を過ごし、翌日を観光に当て能登半島をドライブしてきました。
ずっと曇りで残念な観光になってしまったのですが、アニメ「花咲くいろは」の舞台となった西岸駅に行くことが出来たので、その様子だけでも書き残すことにしました。

 

 

 

 

湯乃鷺駅のモデルとなった のと鉄道七尾線西岸駅

『花咲くいろは』は北陸のとある旅館を舞台としたアニメで、その温泉街のモデルになった金沢の湯涌温泉ではアニメを発端とした「湯涌ぼんぼり祭り」も慣例行事として定着するほどになっています。
その湯涌温泉からは距離が離れていますが、この西岸駅も作中で主人公の緒花たちが利用する「湯乃鷺駅」として印象深く描かれており、「花咲くいろは」を全面的に受け入れるその懐の深さから、湯涌温泉同様に通年で沢山のファンが訪れる名所となっています。

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能登島の西側、石川県七尾市に静かに佇むのと鉄道七尾線の西岸駅。
無人駅であるため人の気配もさほど感じられず、人知れず静かに佇む秘境駅といった雰囲気さえある。

 

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そのローカルな外見とは裏腹に、待合室には主人公・緒花のパネルが置いてあり、ここがただならぬスポットであることを感じさせます。

 

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放送当時からファンが沢山のものを持ち込みすぎたために駅舎内が雑然としてしまい、一時は撤去という決断を余儀なくされたこともあったとのこと。
現在は整然としたスペースにポスターや関係書籍が置かれており、鉄道会社の方々や有志の手によってこの場所が大切にされていることが伝わってくるよう。

 

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交流ノートは33冊目になっていました。
電車の待ち時間も忘れるほどの充実空間になっている西岸駅。

 

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この駅の正式名称は「西岸駅」ですが、作中の駅名である「湯乃鷺駅」の駅名標は、予定された掲示期間を過ぎた今もファンを導く標として立てられています。
ここはキービジュアルで描かれた場所になのですが、今度はキービジュアルのように後ろの桜が満開の時に来てみたいものです。

 

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この西岸駅、あまりにも良い雰囲気過ぎて時間を忘れて撮りまくっていました。

 

 

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何人かいたファンが慌ただしくなったと思ったら、ラッピングトレインがやってきました。
特に時間を合わせていたわけでなく、フラリと寄っただけだったけどこれは嬉しい。
今回はレンタカーでの訪問でしたが、今度は電車の旅にして花いろラッピングトレインを満喫したいものです。

 

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僅かな時間停車しただけで、あっという間に出発していく花いろラッピングトレイン。ローカル線でもダイヤを厳守する日本の鉄道文化すばらしい。
本当に少しの間だけでしたが、花咲くいろはの重要な舞台である西岸駅に来ることが出来て本当に良かった。
せっかくの北陸旅行が曇天で落ち込んでいましたが、素晴らしい探訪が出来て大満足の週末になりました。

 

 

 

 

福助の富山湾鮨

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今回の旅の目的のひとつに、福助のお鮨を食べたいというのがありました。以前に富山旅行に来た時に食べてとても美味しかったので、次も絶対に訪れたい場所でした。

 

福助は富山駅前のビル群の中に溶け込むように店を構えています。
とても普通の寿司屋な外見ですが、ちょっと他と違うのは料理の値段がずらりと並んでいて「明朗会計」のお店ということ。

 

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お通しはあさりの生姜煮。あまりにも美味すぎて瓶詰めで持って帰りたい。
これで炊き込みご飯作って貰ったら旨いだろうな~とか思いながらあっという間に食べてしまった。
ビールより日本酒だったかも!

 

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そして注文した「富山湾鮨」ができあがりました。
「富山湾鮨」とは富山の観光促進も兼ねて協賛する寿司店が提供するセットメニューのことで、「富山湾鮨」を名乗るにはいくつかの条件を満たしていることが必要。

富山湾鮨とは
・1セット 10貫
・お値段は定価で2000円〜3500円(税別)
・ネタの全てが、富山湾の新鮮な海の幸
・シャリは米どころ富山県が誇るおいしい県産米 
・富山らしい汁物付き

要約すると、富山の幸をふんだんに使っていて、しかも気軽に食べられる値段というのがポイントです。

 

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富山といえば白えび、なんという上品な味なのだろう。
富山湾鮨のネタは仕入れによって変わるものの、白えびは富山の顔なので欠かせないネタですね。

 

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「甘えびには味がついているのでそのままで」と言われて食べてみると、スダチの爽やかな香りの後に海老の旨味が広がって口の中が楽園になりました。

 

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富山湾鮨で嬉しいのは汁物が付くことで、このあら汁は全く臭みがなくで旨味だけで出来ていた。
至れり尽くせりのこの富山湾鮨、なんと2300円なり。
こんな美味しいネタが揃っていてこの値段、安すぎなのではとこちらが心配してしまいます。

 

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追加で握りを注文するのも、全部値札が付いているから安心。
そういえば前に来た時には、イカスミの塩辛の軍艦巻きを食べたんだけど今回は無かった。
あれもすごい美味しかったので聞いてみれば良かった。

 

 

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色々な場所を周った北陸旅行も無事に終わり、一番の心配だった帰りのフライトも台風による影響なく無事に飛んでくれました。
ありがとう北陸、また来ます。

 

 

 

 

というわけで「花咲くいろはの舞台 緒花の歩いた湯乃鷺駅と、福助の富山湾鮨」でした。

ライブツアー鑑賞が目的なので旅行というほどの予定ではありませんでしたが、一応記事にできる内容になってよかったです。
他には、のとじま水族館とか千里浜なぎさドライブウェイとかも行ったのですが、曇天につき写欲を削がれて写真はほとんど撮りませんでした。

やはり北陸は海の食べ物がとても美味しくて、富山湾鮨というリーズナブルなメニューを多くの店が用意してくれているのがありがたい。
他のお店のお鮨も食べてみたいですが、次に行ってもやはり福助で食べてしまうことでしょう。