新緑眩しい鍋割山から見る絶景の富士山と、鍋割山荘の鍋焼きうどん

 

4月のGW前半にヤマノススメ原作『鍋割山で鍋焼きうどん!!』で描かれていた鍋割山に登ってきました。

2018年7月から遂にヤマノススメ3期が放送開始。
そこで今回は原作11巻『七十七合目 鍋割山で鍋焼きうどん!!』の舞台となった、丹沢山系の鍋割山へ行ってきました。
ひなたがあおいを誘って出かけた鍋割山にある山荘の鍋焼きうどんが超絶品らしいので、今回はそれを是非とも食べてみたいと思います

 

 

これが今回の山行ルートです。
鍋割山・塔ノ岳は急登になりますので、運動不足の僕にはなかなかハードな行程でした。

 

 

 

 

5:40 鍋焼きうどんを求めて大倉バス停からスタート

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丹沢山系の登山口は複数ありまして、今回は最も一般的な大倉からの入山となります。
朝5時くらいに大倉バス停に到着したら、なんと駐車場は最後の1台でした。
危なかった・・・ここに停められなかったら、公園の駐車場が開く8時まで待たなくてはいけないところでした。

 

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大倉からは西山林道を使って鍋割山に登ります。
ほとんどの人は塔ノ岳の直登ルートの大倉尾根を登っていくので、鍋割山直登のこちらは人が少なく歩きやすい印象でした。
ちなみにひなたとあおいがどこから入山したかは明記されていませんが、扉絵のイラストや地図から表丹沢県民の森からぽいですね。

 

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鹿避けの網を越えたその先は、完全にアウェーの山の中となります。
丹沢は熊の目撃情報も多いので、ソロ登山はとっても怖いですね。友達つくっておけばよかったと後悔しながら、熊鈴オンでいざ入山です。

 

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西山林道というだけあって、2時間ほどこういう感じの長閑な林道が続きます。
あおい曰く「林道って楽だけど景色地味」ですが、今の時期は新緑が綺麗で歩いていてすこぶる気持ちが良かったです。

 

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うっかり覗こうとして足を滑らせたらヤバイくらいの高さがある砂防ダム。

 

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単調な林道の様子がだんだんと変わってきました。
丹沢はヤマビルが多いみたいで、夏は対策して来ないと大変なことになりそうです。

 

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林道の終点あたりに鍋割山荘経由で行く人に水歩荷を募る場所があり、ここは作中でも重点的に描かれている場所です。
ひなたがナチュラルに煽ったせいで、あおいは無理して4Lのペットボトルを持っていくことになりました。
水歩荷はもちろん強制ではないので無理は厳禁ですが、自分の鍋焼きうどん分くらいはと思い2Lのペットボトルを持っていきました。

 

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後沢乗越手前から突然の急登に変わり、木の根の間の険しい道をひたすら登っていきます。

 

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ようやく後沢乗越の分岐まで来ました・・・もう股関節が分解しそう。
後ろからガンガン迫っていた歩荷さんに抜いてもらう。しかし歩荷さんの体力はすごいですね。

 

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稜線沿いに登っていくゾーンもきつかったですが、新緑が眩しく景色が良いので疲れた気分が紛れます。
この辺りまで登ってくれば富士山が見えたり、演習場の砲撃音が聞こえたり、羽田から離陸して西日本へ向かうヒコーキの音が聞こえたりするのでテンションも上がります。

 

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長い階段の先にソーラーパネルが見えてきました。
山小屋にたどり着く瞬間って、ドラクエで森の中に隠れた村を見つけたような感覚。

 

 

9:53 鍋割山荘に到着

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9:53 鍋割山荘到着です。参考コースタイムをオーバーして、大倉バス停から4時間15分かかりました。
山荘の開店は10時からのはずですが、既に皆さん鍋焼きうどんを食べていました。
ざっと見渡すと登山者が50人以上はいます、さすがゴールデンウィーク。

 

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いい場所ゲットをしました、初めての鍋割山でこんな綺麗に富士山見れるとは幸運です。
ヤマノススメ原作の作中では鍋割山から見る富士山の描写は無かったのですが、条件が良い日はこんな綺麗に見ることが出来るんですね。

 

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鍋焼きうどん大量生産のオペレーション体制により、注文して10分ほどで出来ました。
具も豊富で美味しそう、かぼちゃの天ぷらやしめじ、えのき茸など色々入ってます。

 

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疲れ果てていたので食べ切れるか不安でしたが、美味しくて無我夢中で食べてしまいました。

 

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山荘が閉まっていた時などを考慮し、持参していたクッカーで食後のカフェオレを嗜みます。
SOTOのマイクロレギュレーターバーナーはプリムスのP-153より燃焼の音が良いので買いました。

 

 

11:10 金冷し経由でバカ尾根から下山

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1時間ほど鍋割山荘で休憩して出発、金冷し経由で下山します。
僕が鍋割山荘を出てしばらくしたら、ヘリが鍋割山荘の上空でずっとホバリングしてました。
後で調べたら急病人だったようで、搬送までの間は山荘のオーダーもストップしてたらしいです。
あと1時間着くのが遅かったら食べれなかったですね、搬送された方も大丈夫だと良いけど・・・

 

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金冷しから下山し始めてすぐの花立山荘でかき氷休憩。
塔ノ岳にも行きたかったですが、足がもう限界なので残念ながら撤退しました。
塔ノ岳~丹沢山の縦走はヤマノススメ原作14巻でかなりガッツリ描かれているので、また日を改めて彼女たちのルートを辿っていこうと思います。

 

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バカ尾根と呼ばれる急登をひたすら下りていく・・・・膝がしんでしまいます・・・

 

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木道・階段・ガレ場の連続で下半身がもげそうです。

 

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堀山の家でサイダー休憩、この小屋も原作14巻で描写があるポイントです。
バカ尾根ルートは山荘が沢山あるので、休憩はこまめに取ることが出来てありがたい。

 

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ようやく緩やかな林道になってペースが上がってきました。
この時は靴ずれの痛みが酷くて歩くのが辛かった、この時の登山靴は僕にはつま先が狭いようで失敗の買い物でした。
人気のある良い靴なのですが、自分に合わないのはどうしようもないですね。

 

 

16:00 無事に下山

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文明の証、舗装路に帰ってきた・・・ここを700mほど歩くとスタートした駐車場のある大倉バス停です。
大倉バス停は下山ラッシュで大賑わい、ここは靴洗い場があるのでバスやタクシーに乗る前に泥を落とすことが出来ます。
この後は車ですぐの場所にある日帰り温泉に行って汗を流し、失われたカロリーを取り戻すべくモスバーガーに喰らいつきました。
また来よう。体力つけてから。

 

 

 

 

というわけで「新緑眩しい鍋割山から見る絶景の富士山と、鍋割山荘の鍋焼きうどん」でした。

近所の山だし低山なのでお手軽かと思いきや、標高差は1000m以上とアルプス登山並みにハードな行程でした。
しかし苦労して登った先にあった鍋焼きうどんは、噂に違わぬ絶品のお味・・・・ひなたがあおいに食べさせてあげたかったのも納得。
この鍋割山がヤマノススメ3期で登場するかは分かりませんが、道中はそれなりに過酷なので、入山の際にはしっかりとした装備と山岳保険を!

そして大倉~塔ノ岳~丹沢山のルートもヤマノススメ原作14巻で登場していて、そちらは小屋泊もするボリュームたっぷりのエピゾードになります。
そのルートもしっかりと体力を付けてから辿っていきたいと思います。